出演者プロフィール -第5回定期演奏会-

◆渡辺 祐介(わたなべ ゆうすけ) <指揮> 音楽監督

渡辺祐介東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修了。多田羅迪夫氏に師事。その後2008年より2010年までオランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学、ペーター・コーイ、マイケル・チャンス、ジル・フェルドマン、リタ・ダムスの諸氏のもとで研鑽を積み、その間2009年9月にオランダのエンスヘーデで行われたサッカー日本代表とオランダ代表の親善試合では、特に指名されて国歌《君が代》を独唱した。

帰国後は、2013年1月に世界初演された三枝成彰氏の新作オペラ《 K A M I K A Z E 》に特攻隊員役で出演、金昌国氏指揮のアンサンブル of トウキョウによるベートーヴェン《交響曲第9番》にソリストとして招聘され また栗山文昭氏指揮の栗友会合唱団の公演ヘンデル《メサイア》、フォーレ《レクイエム》にソリストとして招かれる等、活躍の場を拡げる。2002年4月より鈴木雅明氏の主宰するバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバー。現在マヨラ・カナームス東京音楽監督、東京ムジーククライス常任指揮者。古楽アンサンブル「 ロゴス・アポカルプスィス」主宰 、 Gamut Bach Ensemble、Coro Libero Classico各メンバー。

 

◆中江 早希(なかえ さき) <ソプラノ>

中江早希

北海道出身。北海道教育大学岩見沢校芸術課程音楽コース声楽専攻卒業。 東京藝術大学修士課程音楽研究科声楽専攻独唱科修了。大学院アカンサス賞受賞。現在、同大学院博士後期過程に在籍。第14回日本モーツァルト音楽コンクール声楽部門第2位。第78回日本音楽コンクールオペラ部門にて入選。第 3回ジュリアード音楽院コンクール第1位。第12回 中田喜直記念コンクールにて大賞を受賞。第25回ハイメス音楽コンクールにて声楽部門第1位。第11回東京音楽コンクール声楽部門第3位。これまでに、声楽を塚田康弘、針生美智子、佐々木典子の各氏に師事。

 

 

◆平山 莉奈(ひらやま りな) <アルト>

平山莉奈

東京都出身。東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修士課程(オペラ)首席修了。大学3年次に安宅賞、学部卒業時にアカンサス賞、同声会賞、大学院修了時に大学院アカンサス賞を受賞。第63回「藝大メサイア」、第59、60回藝大オペラ定期公演 チマローザ《秘密の結婚》(フィダルマ役)、モーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》(ドラベッラ役)に出演。ハイドン《スターバト・マーテル》、モーツァルト《レクイエム》、ベートーヴェン《第九》、ヴェルディ《レクイエム》等のアルトソリスト、シャルパンティエ《真夜中のミサ》、モーツァルト《ハ短調ミサ》のソプラノⅡ等、宗教曲において数多くのソリストを務める。第13回東京音楽コンクール入選、聴衆賞受賞。2018年11月、日生劇場《コジ・ファン・トゥッテ》にドラベッラ役で出演予定。

 

◆渡辺 大(わたなべ だい) <テノール>

渡辺大明治大学を経て東京藝術大学声楽科卒。同大学院(オペラ)修了。小澤征爾音楽塾にて研鑽を積んだ後、佐渡裕プロデュース『椿姫』、『フィガロの結婚』、佐藤しのぶ主演『夕鶴』他多数のオペラで主要キャストを演じた。ソリストとしては’12年サントリーホールにてヴェルディ「レクイエム」(小林研一郎指揮)に抜擢。モーツァルト「レクイエム」、「戴冠式ミサ」、グノー「チェチーリア・ミサ」、ハイドン「スターバト・マーテル」、「パウケン・ミサ」、プッチーニ「グローリア・ミサ」、ヘンデル「メサイア」、カルダーラ「悲しみのミサ」、ベートーヴェン「第九」等に出演。フェリス女学院大学非常勤副手。日本声楽家協会教育センター講師。

 

◆西久保 孝弘(にしくぼ たかひろ) <バス>

西久保孝弘早稲田大学理工学部応用化学科卒業。東京藝術大学別科声楽専修修了。現在、同大学大学院修士課程声楽専攻(独唱)3年次在学。声楽を多田羅迪夫、萩原潤の各氏に師事。J. S. バッハやモーツァルトをはじめとする宗教作品のソリストを多く務め、藝大定期第379回(藝大フィルハーモニア合唱定期演奏会)ではデュリュフレ《レクイエム》のソリストを務める。また、長年、理科系の教科書・教材の編集業務に携わる傍ら、合唱歌手として合唱音楽や古楽アンサンブルの研鑽を積み、近年では、ジャパン・チェンバー・クワイア、合唱団ハルモニア・アンサンブル、サリクス・カンマーコア、男声アンサンブル八咫烏などに参加している。

 

◆マヨラ・カナームス東京 <合唱、管弦楽>

マヨラ・カナームス東京

ラテン語で「さあ、大いなる調べを歌おう」との名を冠し、2012年9月、東京を本拠地に設立された合唱団および音楽団体。音楽監督には、ひたむきな楽曲研究に裏打ちされた豊潤な表現力と、熱情ほとばしる先導力を併せ持ち、声楽家としてまた指揮者として幅広い支持を集める渡辺祐介氏を招聘。国内外からトッププレイヤーが集結した、併設のプロオーケストラ(オリジナル楽器使用)と共に演奏活動を行う。

2014年1には、結成記念演奏会と題し、東京・渋谷にてG.F.ヘンデル≪メサイア≫(ダブリン初演版)を披露。会場を埋め尽くす満員の聴衆にも恵まれ、鮮烈なデビューを飾った。以後、A.ヴィヴァルディ≪グローリア≫、A.カルダーラ≪悲しみのミサ曲≫、W.A.モーツァルト≪パストラル・ミサ≫、J.ハイドン≪スターバト・マーテル≫など、バロック・古典派の珠玉の宗教曲を次々と演奏。2018年2月には、室内楽の殿堂・紀尾井ホールに於いて、モーツァルト未完の遺作≪レクイエム≫を初めて取り上げる。

団体名の由来ともなるヘンデル≪メサイア≫は、様々なヴァージョンで3年に1度定期的に演奏し、世界中で脈々と歌い繋がれる大いなる作品のその神髄に迫る事を最大の目標に活動する。

 

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