出演者プロフィール　-第3回定期演奏会-

渡辺 祐介（わたなべ ゆうすけ）＜指揮＞ 音楽監督

東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修了。多田羅迪夫氏に師事。その後2008年より2010年までオランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学、ペータ ー・コーイ、マイケル・チャンス、ジル・フェルドマン、リタ・ダムス諸氏のもとで研鑽を積んだ。その間2009年9月にオランダのエンスヘーデで行われたサッカー日本代表とオランダ代表の親善試合では、特に指名されて国家《君が代》を独唱した。2002年4月からは、鈴木雅明氏の主宰するバッハ・ コレギウム・ジャパンのメンバー。他にも2013年1月に世界初演された三枝成彰氏の新作オペラ《KAMIKAZE》に特攻隊員役で出演、金昌国氏指揮 のアンサンブル of トウキョウにソリストとして招かれるなど、活躍の場を拡げている。今後もバッハ《ミサ曲ロ短調》、ヘンデル《メサイア》等でソリストを務める予定である。現在、マヨラ・カナームス東京 音楽監督、東京ムジーククライス常任指揮者、古楽アンサンブル「ロゴス・アポカルプシス」主宰、Gamut Bach Ensamble、上野バロック・ソロイスツ声楽メンバー。2014年4月より、東北学院大学非常勤講師に就任。

澤江 衣里（さわえ えり）＜ソプラノ＞

島根県出身。国立音楽大学声楽科首席卒業。東京藝術大学大学院修士課程及び博士課程修了。英国人作曲家R・クイルターの歌曲を研究し、博士号（音楽）を取得。声楽を佐藤峰子、永井和子の両氏に師事。バッハ《マタイ受難曲》《ロ短調ミサ》、モーツァルト《ハ短調ミサ》、ブラームス《ドイツレクイエム》等のソロを務める他、バッハ・コレギウム・ジャパンの声楽メンバーとして国内外の演奏会や録音に参加している。オペラでは、08年小澤征爾塾、喜歌劇《こうもり》のイーダ役、13年北とぴあ国際音楽祭、歌劇《フィガロの結婚》のバルバリーナ役、15年2月オペラ《ヒト•マル》（寺嶋陸也作曲）娘子役等を演じた。第79回日本音楽コンクール声楽部門第二位入賞。第11回東京音楽コンクール二位入賞（最高位）。2016年4月29日、東京文化会館小ホールにてリサイタル開催予定。

平山 莉奈（ひらやま りな）＜アルト＞

東京都出身。東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修士課程(オペラ)修了。大学3年次に安宅賞、学部卒業時にアカンサス賞、同声会賞、大学院修了時に大学院アカンサス賞を受賞。
第59、60回藝大オペラ定期公演 チマローザ《秘密の結婚》(フィダルマ役)、モーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》(ドラベッラ役)に出演。宗教曲では、ヘンデル《メサイア》、モーツァルト《レクイエム》、ベートーヴェン《第九》等のアルトソリスト、シャルパンティエ《真夜中のミサ》、モーツァルト《ハ短調ミサ》のソプラノⅡソリストを務める。
これまでに、鈴木寛一、小原真知子、小原啓楼、寺谷千枝子の各氏に師事。

渡辺 大（わたなべ だい）＜テノール＞

明治大学を経て東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程（オペラ）修了。’14年ジャパンアーツ『夕鶴』公演（現田茂夫指揮）に与ひょう役のカヴァーキャストとして参加。1公演を代役した。’13年三枝成彰『KAMIKAZE-神風-』世界初演に山口耕太少尉役で出演。音楽の友誌他で好評を博した。ソリストとしてはサントリーホールにて武蔵野合唱団、日本フィルハーモニー（小林研一郎指揮）とヴェルディ「レクイエム」で共演した他、ベートーヴェン「第九交響曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト、ハイドン、グノー等の宗教曲を多数演奏している。フェリス女学院大学非常勤副手。日本声楽アカデミー会員。啓声会会員。

加耒 徹（かく とおる）＜バス＞

福岡県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程独唱科を首席で修了し大学院アカンサス賞受賞。二期会オペラ研修所を総代で修了し最優秀賞および川崎靜子賞を受賞。第20回友愛ドイツリートコンクール第2位。第15回NEUE STIMMEN 2013国際コンクール、日本人男声初のセミファイナリスト。12年にはデビューアルバム「Kaku Toru Debut」、15年6月にはセカンドアルバム「加耒徹×ドイツ歌曲」リリース。14年シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。15年5月には二期会『ジューリオ・チェーザレ』アキッラ役にて出演。11月には日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』にタイトルロールで出演する。バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバー。フェリス女学院大学非常勤副手。桐朋学園大学嘱託演奏員。二期会会員。後援会HP→http://www.kaku-toru.net/

マヨラ・カナームス東京＜合唱、管弦楽＞

ラテン語で「さあ、大いなる調べを歌おう」との名を冠し、2012年9月、東京を本拠地に設立された合唱団および音楽団体。音楽監督には、ひたむきな楽曲研究に裏打ちされた豊潤な表現力と、熱情ほとばしる先導力を併せ持ち、声楽家としてまた指揮者として幅広い支持を集める渡辺祐介氏を招聘、バロック音楽に熟達したプレイヤーが揃う併設のプロオーケストラ（オリジナル楽器使用）と共に演奏活動を行う。また演奏レパートリーの軸としてG.F.ヘンデル≪メサイア≫を3年周期で定期的に取り上げ、世界中で脈々と歌い繋がれる大いなる作品の、その神髄に迫る事を最大の目標に活動する。